思潮社 - 関連ブログ

ラテン・アメリカの現代詩——政治と小説の狭間で - Plenty of quality 

パブロ・ネルーダ『マチュピチュの頂』(書肆山田)、ホルヘ・ルイス・ボルヘス『ボルヘス詩集』(思潮社)、セサル・バジェホ『セサル・バジェホ全詩集』(現代企画室)、他 - 野谷 文昭による作家論/作家紹介 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

あらゆる集団は内部の人間をやくざ者にする - 関内関外日記

親鸞の言葉 (中公文庫 よ 15-10) 作者:吉本 隆明 中央公論新社 Amazon 吉本隆明の『親鸞の言葉』を読んだ。『最後の親鸞』とか『信の構造』とかは読んだ。 この文庫本には鮎川信夫との対談が載っていた。その中で吉本はこんなことを述べていた。 革命家でもマルクス主義者でもいいし、そうじゃなくてあらゆる政治的な権...

【現代詩】「駅 は …」 鉄道という消化器のイメージ 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂

駅 は … 駅は 日々たくさんの人を飲み込み 吐き出している 巨大な循環器の出入り口だ 人々は 手にした重い鞄に詰め込んだ 豊富な栄養を 時には致命的な毒素を 線路に沿って持ち運ぶ 血球のようだ 若く 力に満ちた人々が集まる駅は 騒々しく 栄養が溢れ いつも混み合っている そして そこここで 循環器障害を起こしてい...

【現代詩】「沙汰無し」 終わるものと始まるものの温度差のイメージ 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂

沙汰無し 駆け回って 何も得られない日々が続き 君は元気ですか 僕は立ち止まります 夏は もう盛りを過ぎました もう こんなに静かです 僕も しばらく言葉を節約します 力を溜めるため ***** 文学が好きな方なら、以下の詩集はおすすめです。 働きながら、詩を書いてみたいと思う方、必読です。 吉野弘詩集 (現代詩...

【現代詩】「根」 遠い北の駅の待合室と、線路の上を季節の変わり目に吹き抜ける風のイメージ 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂

根 冷たい風の吹く朝 遠い北の町を目指して 細い指で地層の境目に指を差し込む 狭い穴の中が 生ぬるい呼気で湿り 汗が土を固め 指先を押し返す 呻く口に、ざりざりとした土が入り 吐き出そうとして 最後の息を吐いてしまう 重い、窒息 と、爪が剥がれ 温かな血が流れ出し 硬い地層の層間を巡るように走る 気がつけば 足...

『フェルナンド・ペソア伝 異名者たちの迷路』刊行記念対談   澤田直×山本貴光「人はなぜペソアに惹かれるのか」 | 集英社 文芸ステーション

ポルトガルの国民的詩人フェルナンド・ペソア。自分とは人格の異なる人物を何人も創造し、書き分けたその多面的な作品は、タブッキ、ボルヘス、ヴェンダースなど多くの芸術家を魅了し、詩群誕生一世紀に及ぶ今日ますます輝きを増している。 長年ペソア作品を日本で紹介してきた澤田直氏がこのほど『フェルナンド・ペソア...

蜂本みさ「せんねんまんねん」 | VG+ (バゴプラ)

筆者 蜂本みさ 更新日2023.08.26 蜂本みさ「せんねんまんねん」 カバーデザイン VGプラスデザイン部 『大阪SFアンソロジー:OSAKA2045』装画・装幀  谷脇栗太 先行公開日:2023.7.23 一般公開日:2023.8.19 蜂本みさ「せんねんまんねん」 9,040字 誰かいませんか。誰かいませんか。わたしの話聞いてください。 わた...

20年書き続けた「日記」の習慣をやめた|文月悠光 - りっすん by イーアイデム

誰かの「やめた」ことに焦点を当てるシリーズ企画「わたしがやめたこと」。今回は、詩人の文月悠光さんにご寄稿いただきました。 日記を始め、書くことを習慣にしている人は少なくないと思います。文字に書き出すことにより思考が整理される、という考え方を目にする機会も多いです。 文月さんも小学4年生の頃から日記を...

【悲報】神奈川新聞 柏尾安希子記者「琴線に触れる」の意味を知らなかった模様

柏尾安希子(神奈川新聞記者) @KJvdcYYG7rONyUl 文化部。呟きは個人として。2022年7月に「日本軍「慰安婦」、教育に介入する政府の対応を問い質す:歴史から学ぶとは何か」(世織書房)を出版しました。共著に「時代の正体-権力はかくも暴走する」(現代思潮社)など、寄稿に「女性国際戦犯法廷20年 判決/証言をどう活...

結局のところ、吉増剛造とは何者なのか 詩人からの応答を聞け!(現代ビジネス編集部,吉増 剛造)

詩人が過去に書いた自分の詩に脚注(フットノート)を加える。痕跡を辿っていくなかで、過去に書かれた言葉は現在に反響して、再び新しい色を持ちはじめる…… 2023年6月10日(土)から9月10日(日)まで、群馬県・前橋文学館にて『脚注(フットノート)―吉増剛造による吉増剛造による吉増剛造』が開催されている。本展は詩業6...


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