【連載】松本俊彦「身近な薬物のはなし」(5) はじめに カフェインは、薬理学的には覚醒剤やコカインと同じ中枢神経興奮薬であり、その薬理作用はかなり顕著です。おそらく誰もが、コーヒーや紅茶を飲んだら、意欲や注意力、集中力が増したり、眠気や疲労感が緩和されたりといった、「ドラッグ効果」を経験しているは...
米西部オレゴン州で4月、危険性の高い薬物の少量所持に最高で禁錮6月の刑事罰を科す法律が成立した。9月に施行される。同州では2021年、少量所持者に刑事罰でなく治療を促す仕組みが始まったが、過剰摂取による死者が急増し州議会が方針転換。全米初の試みだった「薬物の非犯罪化」は終わりを迎えた。 「わが州で...
米下院委員会は、中国政府が少なくとも2018年の早い時期から、違法なアヘン系鎮痛剤フェンタニルをはじめとする合成麻薬の生産と輸出に税制優遇措置を用いて直接的に補助金を出しており、こうした措置は現在も続いているとする証拠を提示した報告書を発表しました。 中華民国唯一の国営通信社である中央通訊社の記事より...
以下の文章は、電子フロンティア財団の「Bad Amendments to Section 702 Have Failed (For Now)—What Happens Next?」という記事を翻訳したものである。 Electronic Frontier Foundation 昨日、下院は大問題のある法案の審議を否決した。その法案は、外国情報監視法(Foreign Intelligence Surveillance Act)702条の権...
米下院の中国共産党に関する特別委員会は16日、中国が麻薬鎮痛剤「オピオイド」の一種であるフェンタニルの生成につながる化学物質の製造に直接補助金を出し、米国のオピオイド中毒危機をあおっているとする報告書を出した。写真は、米ポートランドで押収された小袋に入ったフェンニタル。2024年2月7日に撮影。...
ミレニアム世代、Z世代の半数が副業するアメリカ まず、アメリカ人の現在の経済に対する考えですが、アメリカでは72%の人が経済的に不安を感じているとバンクレートの調査では発表されています。 調査によると、経済的に安心できる収入は23万3000ドル(約3500万円)、裕福だと感じられるのは48万3000ドル(約7250万円)...
ニューヨーク大学の社会心理学者であるジョナサン・ハイト氏は2024年3月に刊行した著書で、「SNSは若者のメンタルヘルスに悪影響を与える」という以前からの主張を展開しました。カリフォルニア大学アーバイン校の心理学者・情報学者であるキャンディス・L・オジャース氏がこのハイト氏の主張には問題があると批判したこ...
米ニューヨークで合法的な嗜好用大麻の販売が開始された日、大麻販売店の外にできた列に並んで喫煙する客。(PHOTOGRAPH BY JEENAH MOON, BLOOMBERG/GETTY IMAGES) 米国では近年、23の州とワシントンD.C.で娯楽用大麻が合法化されており、フロリダを含むいくつかの州では2024年11月に合法化を巡る投票が予定されている...
米ニューヨークで合法的な嗜好用大麻の販売が開始された日、大麻販売店の外にできた列に並んで喫煙する客。(PHOTOGRAPH BY JEENAH MOON, BLOOMBERG/GETTY IMAGES) 米国では近年、23の州とワシントンD.C.で娯楽用大麻が合法化されており、フロリダを含むいくつかの州では2024年11月に合法化を巡る投票が予定されている...
1970年代から、自身の体験や周囲のコミュニティの姿を記録した個人的な視点のポートレートで高い評価を獲得し、後世の写真家にも大きな影響を与えた、ナン・ゴールディン。そのドキュメンタリー映画『美と殺戮のすべて』が公開される。『第79回ヴェネチア国際映画祭』で金獅子賞を受賞した本作は、アメリカで社会問題化...
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