「イワシの頭も信心から」とはどういう意味か? 元々は信仰心が持つ不思議な力を表すたとえ! 今は迷信を妄信する人を揶揄するたとえ (^^;; kotobank.jp 待乳山聖天(まつちやましょうでん)本龍院は浅草寺の支院。 ご本尊は十一面観音の化身「大聖歓喜天」 ご利益は、身体健全、夫婦和合、商売繁昌! 神霊系の人による...
『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』(小野寺拓也、田野大輔/岩波書店) 2023年12月15日に発表された「紀伊國屋じんぶん大賞2024 読者と選ぶ人文書ベスト30」。大賞に選ばれたのは『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』(小野寺拓也、田野大輔/岩波書店)だった。 読者の選ぶ「2023年のベストの人文書」...
ホラー邦画『犬鳴村』を思わせるトンネル、遺言状開示から始まる『犬神家の一族』なんかをもろ彷彿させる導入……。このあたりの描写から横溝正史風「因習村ホラー」という口コミが広がっていた『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』(以下『ゲ謎』)。 映画を見た初見感想では「これ、いわゆる"因習村ホラー"に見せかけて全然違う話...
KADOKAWAの翻訳本、『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』の出版停止騒動であるが、SNS上ではまだまだ刊行を批判する声が続いている。前にもKADOKAWAの刊行中止と表現の自由-私たちはどのような社会に向かうのかで述べたが、この騒動は著者を含む出版関係者が、本の刊行停止に大きな...
世界が変わる国 インドといえば「世界が変わる国」である。 「インドに旅行して世界が変わった」などと自称する人の話を大学生時代よく聞いた。そうか世界が変わる国か。その言葉は本来安っぽいパッケージで語られるべきではないはずの個人の世界観の変化を「インド旅行=世界観が変わる」という単純化された図式に押し...
私たちは人に国籍があることを当然だと思いがちだが、歴史的に見れば、それほど所与のものではない。国籍は喪失するし、剝奪されるし、再取得することもある。このように国籍は決して固定的ではなく、自分も無国籍になり得ると考えると世界の安定感は失われ、社会の秩序は相当違って見えてくる。 実は国籍の喪失は身近な...
仏教は「こころの科学」? 前回に続いて、今回扱ってみたいのは「仏教はこころの科学である」という仏教観です。 仏教はこころの科学である――これは現代の日本で時々見られるフレーズです(ここで言う「こころ」とか「科学」といったことばが、一体何を意味しているかは必ずしも明らかではないのですが)。このフレーズが...
今回は超話題のあの本を、珍しく時流に乗って買ったのでご紹介です。田野大輔氏のナチス関係の本は『愛と欲望のナチズム』『ファシズムの教室 なぜ集団は暴走するのか』と結構読んでいました。何なら『【書評】ヒトラーとナチ・ドイツ』のときに本書のきっかけとなった『新書の役割――「ナチスは良いこともした」と主張...
第2節 1 古代文明の盛衰の歴史 古代文明の盛衰と環境の関係については、必ずしも明確に分かっている訳ではなく、種々の見解が必ずしも一致する訳でもない。しかし、環境の変動が文明の成り立ちに影響を及ぼしてきたこと、文明の活動が環境に影響を及ぼしてきたこと、そして少なくともいくつかの文明において、文明自身が...
(諸国家の財政状態と財政政策が、一般に国民経済の発展と、それと同時に、すべての生活形態と文化内容にたいしておよぼす直接形成的な影響は、)多くの歴史時期に、事物の大きな特徴のほとんどすべてを説明することができるのであって、大多数のばあいに、そのきわめて多くのものを説明する…しかし、財政史の原因的意義...
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