人類の経済活動が地球環境を壊す「人新世(ひとしんせい)」の時代。この世界的危機を解決するヒントを晩期マルクスの思想の中に見出した斎藤幸平さんは、2020年に『人新世の「資本論」』(集英社新書)を上梓。本書は翌年に新書大賞を受賞する一方、19言語に翻訳され世界的なベストセラーとなりました。 そしてこの度、...
「よい人間関係」は衝突することが前提である「よい人間関係をつくろう」と意識しすぎるあまり、人間関係に恐れを抱いてしまい、かえって心を開けなくなることがあります。 オランダの哲学者であるスピノザは著書『国家論』のなかで、「私は人間を嘆かず笑わず嘲らず、ただひたすら理解しようと努めた」と述べている。 ...
人生の岐路に立つ15歳という多感な時期。大人でも答えに窮する「どう生きるべきか」という問いに対し、一人の哲学者の父が、わが子へ向けて切実な対話を始めます。「15歳のエチカ」という言葉に込められたのは、単なる知識の伝達ではありません。それは、社会のルールや他人の視線という目に見えない鎖から解き放たれ、...
思想の言葉 佐藤卓己 虚構的なものと合理的なもの ──三木清と未来の技術哲学について ユク・ホイ/中村徳仁訳 スピノザの特異な体系 ──離接的総合の可能性 上野 修 戦後日本における植民地主義批判の生成 ──鶴見俊輔と鈴木道彦の場合 米谷匡史 近代日本における「学生」の誕生 ──第一高等中学校「籠城主義」をめぐって ...
自分がフィットする場所はそう簡単に見つからないはずです。神のような視点に立って、自分の衝動がどこに向かおうとしているのかを足早に断定することは誰にもできません。上司や教師にも、家族にも、自分自身にもできないことです。結局のところ私たちは、時間をかけて色々やってみながら、「これかも」「いや、こっち...
この東浩紀のツイートを非難している人が多いが、これ自体はごく当然の観点であってーー私は彼のファンではまったくないがーー、高市早苗は世界システムのなかの要素に過ぎない、という構造主義的な見方だと思うがね。 構造主義は要素よりもシステム内で置かれたポジションが重要だという考え方だ。 要素自体はけっして...
能動態と受動態の対立は「する」と「される」の対立であり、意志の概念を強く想起させるものであった。われわれは中動態に注目することで、この対立の相対化を試みている。かつて存在した能動態と中動態の対立は、「する」と「される」の対立とは異なった位相にあるからだ。 そこでは主語が過程の外にあるか内にあるかが...
みんなの2025年のマンガベストです。 いつものごとく新年過ぎての企画になってしまってすみません。 本当にみなさんありがとうございます。 敬称略の順不同。 その2以降のページはこちらから exust.hatenablog.com exust.hatenablog.com exust.hatenablog.com 千葉ミドリ なか憲人 白井もも吉 たいぼく 研そうげん イワ...
2025年7月~12月に読んだ本のまとめ。カウント対象は期間中に読み終わったものに限り、読みかけの本は対象外としている。あとコミック、漫画雑誌類もけっこう読んでいるのだけれども、これは除外。 この6カ月では74冊の本を読んだようだ。まあ平常運転だったという気分。 いつもどおり半期で読んだ本の中で良かったもの...
今年読んだ本の10選とかそういうの。各書名から当該書籍の感想記事にリンクしているので詳しくはそちらを。 劉慈欣『三体』三部作 C・S・ルイス『ナルニア国物語』 小山田浩子『小さい午餐』 米澤穂信『冬期限定ボンボンショコラ事件』 田中小実昌『田中小実昌哲学小説集成』 キシュ『ボリス・ダヴィドヴィチのための墓...
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