以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「Capitalists Hate Capitalism」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic 今週のポッドキャストでは、Locus Magazineに書いたコラム 「資本家は資本主義を嫌う」を読んだ: https://locusmag.com/2024/03/cory-doctorow-capitalists-hate-capitalism/ 「資本家は資本主義を嫌う...
以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「Precaratize bosses」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic 詩人アンジェロウの「人が本性を見せたら、それを信じなさい」という言葉、政治における「すべての非難は自白である」という自明の理のを組み合わせると、次のようになる。「誰かがあなたを悪徳だと非難するたび...
多摩大学大学院MBAが開催した体験講座に、ジョン・コッター『リーダーシップ論』の監訳者で、2024年4月から客員教授に就任する黒田由貴子氏が登壇。21世紀の『善い企業』の条件をテーマに、シェアホルダー(株主)資本主義とステークホルダー資本主義の2つの資本主義について解説しました。 「善い企業」とは何か 黒田由...
状況の変化に応じて自分の意見に疑問を抱くのはよいことかもしれない。 経済学は多くのことを成し遂げてきた。往々にして自明ではない理論的解釈や、入念でときには説得力のある実証的証拠が数多く存在する。専門家は多くのことを知っており、理解している。しかし今日、経済学者は混乱のなかにいる。われわれは皆、金融...
『番号を創る権力』の羅芝賢と『市民を雇わない国家』の前田健太郎による政治学の教科書。普段は教科書的な本はあまり読まないのですが、2010年代の社会科学においても屈指の面白さの本を書いた2人の共著となれば、これは読みたくなりますね。 morningrain.hatenablog.com morningrain.hatenablog.com で、読んだ感想で...
記事:じんぶん堂企画室 大垣書店麻布台ヒルズ店の川原敏治さん 書籍情報はこちら あの大垣書店が東京に!? 「大垣書店って岐阜の本屋さんですか? ってよくお客さまに聞かれます(笑)。でもその問いかけがきっかけで、京都の書店であることを説明しつつ、お客様とコミュニケーションを取ることができています」 そう教...
少し間が空いたが、引き続きLow Leaders Leadによるスタンレー・ドラッケンミラー氏のインタビューである。今回は大学で学ぶ経済学について語っている部分を紹介する。 経済を予想する仕事 以前の記事でドラッケンミラー氏は、経済を予想して利益を上げる投資家の仕事の面白さについて語っていた。彼は次のように述べて...
ベストセラーになった『読書大全』著者の堀内勉氏が、新刊書『人生を変える読書』を題材に、先行きが不透明な時代における読書の重要性や、おすすめの書籍を紹介。本記事では、堀内氏が推奨する“自分の殻を打ち破るための本”について解説します。 前回の記事はこちら 終焉すると思われたものの、終わらない資本主義 堀内...
年明けから二作目の著書の執筆作業を再開したこと(どんどん内容が長くなっているのでいつ終わるかまるでわからん)、異動により会社員としての仕事内容が変わって忙したくなったことから、本格的な学術本を読む時間は全然なくなったしこのブログに読書メモを書くタイミングがない。休日にもいろいろあるし電車移動が増...
ベストセラーになった『読書大全』著者の堀内勉氏が、新刊書『人生を変える読書』を題材に、先行きが不透明な時代における読書の重要性や、おすすめの書籍を紹介しました。銀行、証券会社、不動産会社とさまざまな業界を経験してきた堀内氏が、働き続ける中で抱いた「疑問」について明かしました。 『読書大全』著者が説...
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