吉本隆明 - 関連ブログ

そんなの関係ねえ! 映画『オッペンハイマー』感想 - 関内関外日記

おれの父親は広島の人間だった。おれは小さな頃から「反米愛国」を教育されてきた。新左翼的な意味で、だ。それでは、「反核」はどうなのか、というと、そうでもない。吉本隆明信奉者の父は「西側の核ばかりする左翼」を批判しており、どうもその批判のほうが印象深くなってしまった。そしておれは、父親の英才教育によ...

[書評] 精神の考古学(中沢新一): 極東ブログ

中沢新一の近著『精神の考古学』を読むことを勧められたとき、その刹那、「ああ、あれか」という不思議な思いが去来した。ほんの瞬時の直感であるが、二つのことがそこにあった。一つは、これは1983年の『チベットのモーツアルト』の続編であろうということ(すべての面でそうだという意味ではないが)、もう一つは、吉...

あらゆる集団は内部の人間をやくざ者にする - 関内関外日記

親鸞の言葉 (中公文庫 よ 15-10) 作者:吉本 隆明 中央公論新社 Amazon 吉本隆明の『親鸞の言葉』を読んだ。『最後の親鸞』とか『信の構造』とかは読んだ。 この文庫本には鮎川信夫との対談が載っていた。その中で吉本はこんなことを述べていた。 革命家でもマルクス主義者でもいいし、そうじゃなくてあらゆる政治的な権...

エッセー:エッセー『隆明だもの』刊行 漫画家・ハルノ宵子さん 人間・吉本隆明、衝撃の実像 | 毎日新聞

漫画家のハルノ宵子、といえば戦後を代表する思想家・吉本隆明(たかあき)の長女、多子(さわこ)さんのペンネームだが、その人が昨年末にエッセー『隆明(りゅうめい)だもの』(晶文社)を出した。驚くのは、これが知られざる吉本家の内情を明かした一種の暴露本なのである。 「あとがき」で「吉本主義者の方々の、幻...

出版状況クロニクル189(2024年1月1日~1月31日) - 出版・読書メモランダム

23年12月の書籍雑誌推定販売金額は887億円で、前年比8.9%減。 書籍は483億円で、同7.5%減。 雑誌は404億円で、同10.0%減。 雑誌の内訳は月刊誌が354億円で、同8.8%減、週刊誌は50億円で、同17.9%減。 返品率は書籍が29.1%、雑誌が40.3%で、月刊誌は38.5%、週刊誌は50.4%。 週刊誌はマイナスと返品率が最悪な状況になって...

藤原正彦 著『スマホより読書』より。算数より国語。論理より情緒。 - 田舎教師ときどき都会教師

藤原 最近、日本の小学校で児童一人につき一台、タブレット(電子端末)を配っている、と聞いたときは目の前が真っ暗になりました。教科書をなくす第一歩と思います。小学生から教科書も読まず、自由にタブレット画面に没頭させたら、本の世界に対する憧れなど生まれようがない。「本嫌いの子供を量産する」という亡国...

冬の動物園を撮る(GR IIIxの実用) - 関内関外日記

手取り19万円のおれは14万円のコンデジを買った。RICOH GR IIIx。最強のスナップ・シューター。ロマンスのビッグ・ヒッター。 おれは人間が無作為に作った自然が好きだ。作為で完成された完成品も悪くはないが、人間が手を入れることで自然とそうなってしまった結果が好きだ。 人工でもなく、自然でもなく。 冬に咲く花...

『隆明だもの』父親は「戦後最大の思想家」 - HONZ

全集は月報が面白い。月報とは、全集の各巻が刊行されるごとに差しはさまれる小冊子のこと。ようするに附録である。著者ゆかりの人物がエッセイでとっておきのエピソードを明かしていたり、著者の素顔について語られた座談会があったり、附録とはいえ内容は充実している。文学研究者のあいだでも、月報は作家の人となり...

ド・マン、デリダと語り合った日々:私の謎 柄谷行人回想録⑪|じんぶん堂

記事:じんぶん堂企画室 ポール・ド・マン(左端)と柄谷さん(右)。中央は、作家の冥王まさ子さん。イェール大学近くのカフェの前で。「78年だと思う。同席していたデリダが撮影したんじゃないか」と柄谷さん=パトリシア・ド・マンさん提供 書籍情報はこちら ――ポール・ド・マン(1919~83)との関わりについて、もう...

2023年に読んだ本と今年の仕事 - Close To The Wall

今年読んだ本の10選とかそういうの。 ミハイル・ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』郁朋社 山野浩一『花と機械とゲシタルト』小鳥遊書房 石川博品『冬にそむく』ガガガ文庫 黒川創『世界を文学でどう描けるか』図書出版みぎわ 八杉将司『LOG-WORLD ログワールド』SFユースティティア 室井光広『おどるでく 猫又伝奇集...


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