拙著『読む哲学事典』における「保守主義と左翼」の小文に、コメントをいただいたのをきっかけに気づいたことがあったので、それをここに書き留めておきたい。 私は左翼も愛国的コミットメントを持つ必要を主張してきた。ここでいうコミットメントの対象は必ずしも国家ではなく、むしろ伝統である。たとえばロストロポー...
7月読書(11冊、ただし一部拾い読み)山室信一「キメラ 満州国の肖像 増補版」★★ 鈴木貞美「満洲国 交錯するナショナリズム」★ ジャン=アンリ・ファーブル「完訳 ファーブル昆虫記 第8巻 上」 渡邊大門「宇喜多秀家と豊臣政権」 福田千鶴「江の生涯 徳川将軍家御台所の役割」 ジャン=アンリ・ファーブル「完訳 ファー...
[f:id:wlj-Friday::plain] ゲバラのキューバ戦争記録の邦訳 チェ・ゲバラの本は、同じものがあちこちからいろいろ出て題名も微妙に変わるので、同じものかどうかがわからずいろいろ面倒。以前、『ゲバラ日記』と称して出ているものが8種類もあることについて書いた。 cruel.hatenablog.com で、「ゲバラ日記」はボリビア...
※ 当ページには大仰な内容が含まれるが、以下に記された肩書き、学歴、来歴、エピソードは、全て高橋本人がこれまでに発してきた情報をまとめたもの。 高橋 洋一(たかはし よういち、本名:髙橋洋一、筆名:高橋洋仁、高橋友仁、1953年11月1日 - )は、東京都渋谷区出身の音楽家(作曲家、演奏家、指揮者など)。 血液...
<イスラエル奇襲攻撃の首謀者といわれるハマスのデイフ司令官は何度も暗殺の試みを潜り抜け、今や生きても死んでも厄介な大物テロリストだ> <動画>車載カメラが捉えたハマスの大規模攻撃、処刑、略奪 イスラム武装組織ハマスによるイスラエルへの大規模攻撃の報復として、イスラエル国防軍(IDF)がパレスチナ自治区...
前々回エントリで取り上げた「ハマスの罠」については、ツイッター(X)上でも多くの人が言及している。例えば細谷雄一氏は以下のように述べている。 世界の左右を問わず、識者が、イスラエルが軽率に大規模侵攻を開始することが、戦略的にハマスの「罠」にはまるという警鐘を鳴らすのを見て、あらためて渦中にいる時の...
「テロリストの娘」だろうが「戦前回帰論者」だろうが発言権があるのが日本。だからこそ次の時代の希望を描ける。 トップ画像は『報道1930』のYouTube動画より BS-TBSの『報道1930』に、重信メイ氏が出演したことが、一種の国際問題にまでなっています。 ご存知の通り重信メイ氏は、日本の新左翼グループの日本赤軍の元...
『人間兇器』の紹介、後編です(前編はこちら)。 アメリカに続きメキシコにもいられなくなった美影、腐敗した独裁国家ならなんとかなるやろ……と思って今度はバティスタ政権下のキューバに密入国するも、折悪しくカストロ&ゲバラによる革命闘争が始まり、さくっと革命軍に捕まります。共産思想とかにはこれっぽっちも興...
原作・梶原一騎、画・中野喜雄によるバイオレンスカラテアクション『人間兇器』をKindle Unlimitedで読んだんですが、たいそう面白かったし酷かったです。 Kindle Unlimitedはバイオレンス、ノワール系の劇画もなかなか充実している。少年漫画らしからぬ過激さの『ドーベルマン刑事』、特に警察ではない主人公が毎回数億...
『愚者の石の切除』(ぐしゃのいしのせつじょ, 蘭: De extractie van de steen der waanzin, 西: La extracción de la piedra de la locura, 英: The Extraction of the Stone of Madness)は、初期フランドル派の巨匠ヒエロニムス・ボスが1494年ごろから1516年ごろに制作した絵画である。油彩。主題は16世紀から17世紀...
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