double において 1.0 / 49.0 * 49.0 < 1.0 が true になることは有名です。 では、一般に x / y * y == x となるのはどういうときでしょうか? また、その誤差はどのくらいでしょうか? こうした疑問自体はある程度自然であり、素朴なアルゴリズムの誤差評価の文脈でも出てくるものではあります。 これについて考えてい...
サブタイトルは「批評とジャンルの哲学」 批評というか、批評のことをも含む芸術鑑賞のことと、ジャンルについて 銭さんの博論の書籍化だが、博論からだいぶリライトしているとのこと もともと、例えば応用哲学会2024年大会 - logical cypher scape2などで、もとになるアイデアについては触れていたが、こうして一冊の著...
この記事は 古代エジプト人は3:4:5の比を辺をもつ三角形を使って直角を作図した ピュタゴラスは三平方の定理を証明した 古代ギリシャで無理数(量)の研究は禁止されていた 無理量を口外した者はピュタゴラス教団に殺された アルキメデスは「私の円を乱すな」と言った キリスト教徒のせいでギリシャ数学は滅びた デカ...
wattoさんのブログ記事の中の一部がどうしても腑に落ちないので書いてみる。最初に読んだ時から気になっていたが、その後やっぱり腑に落ちなかったので考えてみたのだ。 www.watto.nagoyaこの記事の中の更に一部 数学の世界では「背理法がほんとうに正しいのかどうか」を議論する際に、「円周率を十進表記したとき小数点...
8月12日付拙記事『「グレリングのパラドックス」は疑似パラドックスにすぎないのではないかという試論』中で、背理法が絶対的に信頼できるのか? (排中律は絶対的に成立するのか) という議論において、答は必ず存在するが検証に無限の手間がかかる一例として「円周率の10進表記において9が連続して現れる回数は最大何回...
「はてなブログ」の関連記事に表示された自ブログ過去エントリーを読み返していたら、なぜか唐突に思いついたのでエントリーにまとめてしまう。 watto.hatenablog.com 「グレリングのパラドックス」というのがある。ざっと説明すると、次のようなものだ。 ほとんどの言葉は、その言葉が指し示す対象と、その言葉自身は異...
野矢茂樹『新版 論理トレーニング』 「論理パズルの本」ではない 接続詞に魂を込めろ 的外れな応答をやめろ 批判的に読め って何? Twitterの見るに堪えない議論を越えろ 野矢茂樹『新版 論理トレーニング』 論理トレ-ニング (哲学教科書シリーズ) 作者:野矢 茂樹産業図書Amazon昔から評判だけ聞き及んでいたが、実際読...
ナゾロジー副編集長。 大学で研究生活を送ること10年と少し。 小説家としての活動履歴あり。 専門は生物学ですが、量子力学・社会学・医学・薬学なども担当します。 日々の記事作成は可能な限り、一次資料たる論文を元にするよう心がけています。 夢は最新科学をまとめて小学生用に本にすること。 熱力学第三法則の誕生...
幸せな家族はどれもみな同じようにみえるが、不幸な家族にはそれぞれの不幸の形がある。 アンナ・カレーニナの法則 (Anna Karenina principle) とは、成功の状態は一つしかないが、失敗の状態は無数にありうるという、トルストイの小説『アンナ・カレーニナ』の有名な冒頭に由来する法則です。機械学習においては、ヤミ...
April 11, 2025 森元良太『統計学再入門 科学哲学から探る統計思考の原点』 森元良太『統計学再入門 科学哲学から探る統計思考の原点』(近代科学社、2024年)は、フィッシャー流の検定とネイマン=ピアソン流の検定の間の論争を原典を参照しつつ、言葉遣いに注意をはらいながら整理するという点で、類書がない本であ...
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