ある日、見知らぬ人から一冊の本が送られてきた。鈴木裕人『龍膽寺雄の本』と題する同書はA5判・230ページで、龍膽寺雄の短篇と随筆に加えて、同時代に吉田謙吉と妻である龍膽寺魔子が書いた龍膽寺評、長男の橋詰光氏の回想などが収録されている。本人の肖像や資料のカラー写真も入っている。表紙の絵を描いているのは...
馬のいななき、蹄(ひづめ)の音。耳にするだけで心が躍りだす。 そんな戦国時代ファンの期待をのせて、大河ドラマ『麒麟がくる』がスタートした。日本人ならだれもが知っている波乱万丈の人生を歩む「明智光秀」という人物。謎に包まれたその生涯はどんなふうに描かれるのか。ドラマの展開から目が離せない一年になりそ...
この連載をはじめる前、もしこの人に出てもらえたら……と最初に思い浮かべたのが、「神保町のオタ」さんだった。まったく知らない人なのに、ブログやツイッター上では10年以上前からやり取りがある。以前は「ジュンク堂書店日記」、現在は「神保町系オタオタ日記」と題するブログでは、初めて聞く人名や書名のオンパレー...
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