今日の心理学は、過去の研究知見が再現されないという問題(再現性の危機)に直面しています。人間の行動を説明・予測する普遍的な命題を定立することを目的とする心理学が積み上げてきた研究成果は、砂上の楼閣に過ぎないのでしょうか。こうした問題に応えようと、心理学者たちは、過去の知見の再現可能性を確認する研...
週1冊程度は読んできたけど紹介するほど良かった本が10冊なかった。しかし1と2はいきなり殿堂入りするくらい良かったので、今更だけど紹介。今回紹介するのは5冊です。*1 1. いつも時間がないあなたに 欠乏の行動経済学 昨年の記事「知識の資本主義」で扱った。 tomato10.hatenablog.com たまには自己啓発本でも、と思...
ベストセラーになった『読書大全』著者の堀内勉氏が、新刊書『人生を変える読書』を題材に、先行きが不透明な時代における読書の重要性や、おすすめの書籍を紹介。本記事では、堀内氏が推奨する“自分の殻を打ち破るための本”について解説します。 前回の記事はこちら 終焉すると思われたものの、終わらない資本主義 堀内...
3・8国際女性デーを4日後に控えた昨年3月4日、韓国女性団体連合が主催する第38回韓国女性大会がソウル市庁前のソウル広場で開催されている=カン・チャングァン先任記者 先月、フィナンシャル・タイムズに興味深い記事が掲載された。各国で若い女性と若い男性との理念格差が大きく広がっているという内容だった。どの国で...
3・8国際女性デーを4日後に控えた昨年3月4日、韓国女性団体連合が主催する第38回韓国女性大会がソウル市庁前のソウル広場で開催されている=カン・チャングァン先任記者//ハンギョレ新聞社 先月、フィナンシャル・タイムズに興味深い記事が掲載された。各国で若い女性と若い男性との理念格差が大きく広がっているという内...
ベストセラーになった『読書大全』著者の堀内勉氏が、新刊書『人生を変える読書』を題材に、先行きが不透明な時代における読書の重要性や、おすすめの書籍を紹介しました。銀行、証券会社、不動産会社とさまざまな業界を経験してきた堀内氏が、働き続ける中で抱いた「疑問」について明かしました。 『読書大全』著者が説...
読んだ本 戸谷洋志/百木漠『漂白のアーレント 戦場のヨナス』慶應義塾大学出版会 (2020) 小室直樹『日本人のためのイスラム原論 新装版』集英社インターナショナル (2023) 小田原のどか『モニュメント原論』青土社 (2023) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 引き続...
読んだらなるべく早めに感想をまとめてみる、を漸く実践しはじめた。やはりこちらのほうがかなりスムーズなうえにきちんと思考がまとまる気がする。今年はこのスタイルの継続を目標にします。 1.ジグムント・バウマン 伊藤茂訳『自分とは違った人たちとどう向き合うか-難民問題から考える-』青土社 www.seidosha.co.j...
政治や社会問題をおもしろおかしく描写したり糾弾したりする風刺マンガは、しばしば権力者からの検閲や差し止めなどの攻撃を受けてきました。管理体制が強まる中国やトルコにおける政治風刺マンガ家が直面した検閲について、マサチューセッツ工科大学(MIT)と提携する出版局のMIT Pressが解説しています。 An Illustrated...
* 訂正可能性--『存在論的、郵便的』の核心部 現代を代表する批評家/哲学者である東浩紀氏が1998年に世に放ったデビュー作『存在論的、郵便的』はフランスの哲学者ジャック・デリダが1970年代に書いた奇妙なテクスト群に光を当てた画期的なデリダ論として知られています。同書はデリダの代名詞であるところの「脱構...
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