勝ちすぎて対局が少ない――。10月に史上初の八冠を果たした藤井聡太名人・竜王(21)=王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖=の年内の公式戦が、ほぼ終了した。残されているのは収録対局の放送だけで、次に生中継で対局が見られるのは年明けの王将戦七番勝負になりそうだ。タイトルを独占するほどの圧倒的な強さが異例の事...
藤井が持ち駒の桂をつまみ、歩頭に打ち下ろす。ああ、同じだ。デビュー戦と、そして名人をつかんだ将棋と。 2016年12月、第30期竜王戦6組ランキング戦の加藤一二三九段戦では、歩頭の桂打ちで加藤矢倉を粉砕した。今年6月1日、渡辺明名人との第81期名人戦七番勝負第5局では、歩頭の桂打ちで必至をかけ、名人を獲得した。...
「多才」という言葉がぴったりな人だ。将棋棋士の船江恒平六段(36)。詰将棋への造詣の深さは有名で、透明感のある文章で書かれた観戦記はまるで小説を読んでいるよう。イベントなどで場を盛り上げるトークも冴(さ)えわたる。そんな関西の人気棋士に一昨年、新たな経歴が加わった。合格率約10%という難関の公認...
左から順に中村太地八段、佐々木勇気八段、佐藤天彦九段、糸谷哲郎八段、山口恵梨子女流二段 本企画は非公式戦で、前代未聞のレギュレーションが多く盛り込まれた。まず2日で真剣勝負の100局を指すとは、非公式戦を含めても聞いたことがない。プロの早指し棋戦なら1日に複数局行われることはあっても、5局も指せば多いほ...
この度、日本将棋連盟は、6月9日(金)東京都渋谷区千駄ヶ谷「SYDホール」で、第74回通常総会を開催いたしました。 【第74回通常総会】 日程 2023年6月9日(金)午後1時開始 場所 東京都渋谷区千駄ヶ谷「SYDホール」 議長 野月浩貴八段 副議長 糸谷哲郎八段 出席者 190名(委任状49通を含む) (2023年6月9日現在 正会員...
2月23日、『朝日杯将棋オープン戦』を生観戦した。そして、藤井聡太という棋士の凄さを見せつけられてきた。 藤井聡太がどう凄いのか、将棋をまったく知らない人にもわかるように、今さらであるが説明してみたいと思う。 藤井聡太という人がこれほど名を成しているのは「あんなに若くて、とても強い」からだと、多くの人...
『公研』2023年1月号「対話」 ※肩書き等は掲載時のものです。 今やあたりまえのものとして存在する時間。 日本人は時間とどのように歩んできたのか? 日本標準時子午線が通る明石市立天文科学館で、井上館長と早指しの名手糸谷八段に日本人の時間感覚について語っていただく。 明石市立天文科学館館長 井上毅氏 × 八...
藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=に羽生善治九段(52)が挑む将棋の第72期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負は8日、静岡県の掛川城二の丸茶室での第1局で開幕した。7期ぶりに登場した後手の羽生は「隠し玉」とも言うべき「一手損角換わり」を選択。無双の王者にやん...
藤井聡太王将(20)に羽生善治九段(52)が挑む第72期ALSOK杯王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、ALSOK特別協賛、囲碁・将棋チャンネル、立飛ホールディングス、森永製菓協賛)が8日、静岡県掛川市で開幕する。“令和の王者”藤井王将と“平成の王者”羽生九段が初めてタイトル戦で勝負する歴史的な一...
11月22日。東京・将棋会館において第72期ALSOK杯王将戦・挑戦者決定リーグ最終戦▲羽生善治九段(52歳)-△豊島将之九段(32歳)戦がおこなわれました。 10時に始まった対局は18時38分に終局。結果は117手で羽生九段の勝ちとなりました。 リーグ成績は羽生6勝0敗、豊島4勝2敗。羽生九段は自身2度目となるリーグ全勝...
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